《印象に残った箇所》◆(日韓請求権協定が締結された)1965年の時点では(日本軍「慰安婦」の)被害女性が公式に名乗り出ていないことをふまえても、この協定で日本軍「慰安婦」問題が解決されたとは言えないのです。また、仮に日本政府が主張するように同協定の対象にこの ...
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10回目のコーチングを受けました
僕が隔月で受けているコーチングも、いよいよ10回目を迎えました。《過去のコーチング記録》「初めてプロのコーチングを受けました(コーチングの基本を学ぶ)」「2回目のコーチングを受けました(自分の価値観と向き合う)」「3回目のコーチングを受けました(矛盾した経営 ...
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岡田彰布『幸せな虎、そらそうよ』―観察し、最善手を打つだけよ(おーん)
《印象に残った部分》◆打線を見てよ。3割バッターがいないのだ。これだけでも極めて珍しい現象やと思うけど、それでも得点数はリーグNO.1よ。その要因は「つながり」やと考える。とにかく塁に出る。どんな形であっても出塁数を増やす。オレはこれを選手に求めた。それには四 ...
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宇野重規『民主主義とは何か』―政治の「分断と対立」は経営学も原因では?
《要点》◆民主主義の起源がどこであるかについては論争があるが、古代ギリシアにおいては民主主義の営みが極めて徹底化されていた。公共の場所において、人々が言葉を交わし、多様な議論を批判的に検討した上で決定を行うという政治が実践されていた。ポリスの民主主義は、 ...
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ピーター・ドラッカー『乱気流時代の経営』―本書のドラッカーを批評的に読む5つの視点
本書が発表されたのは1980年、ドラッカーが71歳の時です。現在では当たり前になっている先進国と新興国との間の「生産分担」(先進国が製品を企画・設計し、新興国が製品を生産するという役割分担のこと)が主流になることを人口動態の変化から見抜くなど、ドラッカーの慧眼 ...
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2023年の振り返り
お久しぶりです。2023年もあと少しということで、1年の振り返りをしたいと思います。今年は我が愛する阪神タイガースが38年ぶりの日本一を達成したという喜ばしい出来事を除くと、個人的には「非常にしんどい」1年でした。コンサルティングの仕事では、なかなかお客様に対し ...
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長谷川宏『幸福とは何か』―「静けさ・平穏さ」の中に幸福はあるか?
《要点》◆著者はまず、与謝蕪村「家色楼台図」、三好達治「雪」、長岡弘「友人」、佐野洋子「100万回生きたねこ」を題材に、幸福の要因として①静けさ、②平穏さ、③身近さ、④さりげなさという4つを抽出する。その上で、古代から現代に至る哲学者が幸福をどのようにとらえ ...
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