《要点》◆1965年の日韓基本条約から四半世紀近くの間、市民レベルではそれほど関心を払ってこなかった日韓がきちんと向き合えるようになったのは、韓国の民主化闘争、政治の季節が終わりを告げ、冷戦が崩壊した時のことだった。そして、慰安婦問題を含む植民地支配問題とい ...
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【要約・感想】フィリップ・コトラー他『コトラーのH2Hマーケティング』―経営が人間性を取り戻すとはどういうことか?
《要点》◆マーケティングは、①介入型のアウトバウンドマーケティングではなく、パーミッションベースの人間中心型マーケティングへ、②株主中心の近視眼的視点ではなく、あらゆる利害関係者を人間として真摯に扱う方向へ、③受動的な消費者の支配ではなく、顧客と共創・協 ...
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13回目のコーチングを受けました
僕が隔月で受けているコーチングは今月で13回目でした。《過去のコーチング記録》「初めてプロのコーチングを受けました(コーチングの基本を学ぶ)」「2回目のコーチングを受けました(自分の価値観と向き合う)」「3回目のコーチングを受けました(矛盾した経営観をよしと ...
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【要約・感想】バーバラ・ブラッチュリー『運を味方にする「偶然」の科学』―運を味方にする「新しい日本的経営」について
《要点》◆運について研究している科学者にとって、運とは因果関係に分類され、物事の結果が努力や能力に左右されない時、その成否を説明する際に用いられる。◆幸運には4つのタイプがある。①タイプ1:純粋に偶然のなせるわざ。②タイプ2:偶然に「行動」を加えてかき混ぜる ...
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経営理念の源泉となる原体験が僕は弱い
僕が言う「伝統的経営」とは、経営者の確固たる経営理念やビジョンを全ての出発点とする経営のことです。経営理念があるからこそ、「経営理念を実現するために重要となるターゲット顧客は誰か?」、「そのターゲット顧客のニーズは何か?」、「同じニーズをめぐって競合する ...
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【要約・感想】斎藤慶典『デカルト』―デカルト=合理主義者のイメージが揺らいだ1冊
《要点》◆書物、特に哲学を読みあさったデカルトは、疑わしくないようなものは見当たらない惨状を前にして、本当らしく見えるにすぎないものは一切ほぼ偽物と決め込み(方法的懐疑)、「世界(世間)」と「私自身」の中に新たな対話の相手を求めた。自らの人生と全ての学を ...
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【要約・感想】小塚荘一郎『AIの時代と法』―本書出版後に発達した生成AIが提起する論点
《要点》◆AIの利用が普及し、データの価値が増大する時代には、①モノからサービスへ、②財物からデータへ、③法/契約から技術(コード)へという変化が生じる。法が社会の変革に追いつくためには、まず、技術の進化がどのような社会の変化をもたらすかを正しく理解しなけ ...
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