
2か月に1回受けているコーチング、12月23日(金)が4回目でした。
僕は前々から日記に挑戦しているのですが、なかなか長続きせず、毎日忘れずに書くことができていないのが悩みの1つになっています。そこで、「毎日日記をつけるにはどうすればよいか?」という、非常に初歩的な相談からスタートしてみました。
この手の悩みに対しては、「日記を書く時間を毎日のスケジュールの中に組み込む」といった答えが定番であることは自分でも解っています。僕のコーチならこの問題にどう向き合うだろうかと、敢えてこの問題を取り上げることにしました。
コーチからは、「どうして日記を書きたいと思うのか?」、「日記にはどんなことを書きたいのか?」、「日記を書くとどんな気持ちになるか?逆に、書かないとどんな気持ちになるか?」と問われました。
僕は、毎日を大切に生きたという実感、過去の自分よりも成長したという手応えがほしくて日記を書きたがっていると答えました。
そのためには、①その日新しく知ったこと、②自分について理解したこと、③他人について理解したこと、の3つを日記に盛り込みたいとも説明しました。日記を書くと記憶が整理されすっきりする半面、書かないと記憶がグチャグチャになり、心の中にモヤモヤが残ります。
コーチは、いきなり日記を書くためのHowから入るのではなく、日記を書く目的=Whyに注目し、それが僕にとっていかに重要であるかを意識させてくれました。僕が問題の解決をこれ以上先延ばしにしてはいけないと決意するのに効果的でした。
その上で、コーチは僕が毎日日記を書くための方法についていくつか提案をしてくれたのですが、その中の1つに「奥さんと一緒にやる」という予想外の方法がありました。奥さんと晩御飯を一緒に食べながら、一日の出来事をお互いに振り返ってはどうか?というわけです。
妻は夕食の最中にその日のことをよく話してくれるものの、僕から妻に話すことはあまりありません。実は、妻からはそれが若干物足りないと指摘されたこともあります。日記の話は思いがけず、夫婦間のコミュニケーションのあり方というトピックに発展しました。
コーチと色々話して、これからは「今日一日何があったのか?」、「それでどう思ったのか?」、「その結果、どんな発見があったのか?」といった問いをお互いに投げかけ合い、2人で十分に話をすることをコーチと約束しました。
夫婦間のコミュニケーションに関連して、僕はこんな相談もしてみました。
普段、僕は経営コンサルティングの仕事をしており、妻は中小企業の経営者を務めています。ただ、今のところ仕事において僕たち2人の間に接点はありません。
実は、僕としては仕事の面でももっと妻の役に立ちたいという気持ちがありました。妻の会社をコンサルティングするという形にはこだわっておらず、何らかの方法で妻の会社に貢献できればと思っていました。
僕はそれをなかなか妻に伝えることができず、悶々としていることをコーチに伝えました。ここでもコーチは、「妻に対して具体的にどんな支援をしたいのか?」、「妻と谷藤さんはどんな関係になることが理想なのか?」と、まずは僕の真意を紐解こうとしました。
コーチングを受けたのがクリスマスイブの前日で、ちょうどイブの夜には夫婦でディナーを食べる予定があったので、コーチはディナーの席でよく話し合ってみるようにと背中を押してくれました。
今回のコーチングで、僕は最初に日記のつけ方という個人で完結しそうな問題を取り上げたところを、コミュニケーションや人間関係の課題としてとらえ直すと、実りあるセッションになることを学ぶことができました。
さて翌日、ディナーの席で早速話し合いをしました。妻は、僕には経営コンサルタントとしてやりたい仕事が別にあると思い、僕が自分の会社のために貢献したがっていることを初めて知ったようです。
妻は僕の特性をよく理解しており、新規事業にも果敢に挑戦する「攻めの経営」を得意とする妻とは対照的に、僕は既存事業に一層の磨きをかけるような「守りの経営」の方が向いている、と指摘してくれました(妻の洞察力にはいつも脱帽させられます)。
話し合いの結果、僕の特性を踏まえた上で、年明けから少しずつ妻の会社での仕事を増やす方向で動くことが決まりました。加えて、(ここでは具体的に書けませんが、)プライベートに関しても、1つ重要で前向きな決断を夫婦として下すことができました。
今年、僕はコーチと出会って、自分が大切にしている価値観を再認識し、また自分では思いもよらなかった課題解決アプローチをいくつも目の当たりにすることができました。毎回のセッションは非常に価値ある時間でした。
来年もコーチングを継続します。そして、経営コンサルタントとしてコーチングのような仕事も部分的に行っている僕としては、僕のコーチのように、クライアントから気づきや学びを引き出せる存在になりたいと思います。
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