本書では、イギリスの政治思想家で「保守思想の父」と呼ばれるエドマンド・バークに立ち戻って議論を進めています。バークを基準に取るならば、保守主義とは、「①具体的な制度や慣習を保守し、②そのような制度や慣習が歴史のなかで培われたものであることを重視するもので ...
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2022年09月
佐々木玲仁『結局、どうして面白いのかー「水曜どうでしょう」のしくみ』ー「新しい日本的経営」に対するいくつかの示唆
臨床心理士の佐々木玲仁氏が、水曜どうでしょうとカウンセリングには共通点があるのではないか?と考え、どうでしょうのディレクター2人への長時間インタビューを基に、どうでしょうの面白さの仕組みを分析した1冊です。どうでしょうでは、「ある目的地まで旅に行く」という ...
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ピーター・ドラッカー『すでに起こった未来』ードラッカーが論じた「当たり前のこと」とそれでも残る「課題」
本書には13の論文が収められています。最も古いものは1946年、最も新しいものは1992年で、実に40年以上にわたって書かれた論文集です。本書もまた、マネジメント、政治、経済、社会に対するドラッカーの鋭い洞察をうかがうことができます。ドラッカーの主張は、割と「今とな ...
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ピーター・ドラッカー『未来への決断』ー政府(経済産業省)に求められる2つの役割
本書は、ピーター・ドラッカーが1991年以降に書いた25の論文に2つのインタビュー記事を合わせて1995年に出版されたものです。ドラッカーは1909年生まれですので、何と80代での著書となります。実は、ドラッカーが40~50代の頃に書いた著書(代表例が『現代の経営』)は、独特 ...
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海老原嗣生『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』ー「よい場当たり」と「悪い場当たり」を分けるものとは何か?
人生で大きな成功を収めた人を分析すると、「まずは達成したい野心的で明確な目標を立て、バックキャスティング思考でやるべきアクションを洗い出し、それらの実行計画を立てて着実に行動に移す点で共通している」というのが一般的な見解です。しかし、これ ...
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