《要点》◆書物、特に哲学を読みあさったデカルトは、疑わしくないようなものは見当たらない惨状を前にして、本当らしく見えるにすぎないものは一切ほぼ偽物と決め込み(方法的懐疑)、「世界(世間)」と「私自身」の中に新たな対話の相手を求めた。自らの人生と全ての学を ...
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2024年08月
【要約・感想】小塚荘一郎『AIの時代と法』―本書出版後に発達した生成AIが提起する論点
《要点》◆AIの利用が普及し、データの価値が増大する時代には、①モノからサービスへ、②財物からデータへ、③法/契約から技術(コード)へという変化が生じる。法が社会の変革に追いつくためには、まず、技術の進化がどのような社会の変化をもたらすかを正しく理解しなけ ...
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【要約・感想】佐藤等『実践するドラッカー〔思考編〕』―ドラッカー流の習慣に代わる習慣を考えてみた
本書は「セルフマネジメント」のための1冊です。ベースとなっているのはドラッカーの『経営者の条件』という著書です。ドラッカーは『経営者の条件』の中で、経営者(エグゼクティブ)が身につけるべき習慣を5つ挙げました。なお、ドラッカーは経営者を組織のトップや管理職 ...
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【要約・感想】渡辺靖『リバタリアニズム』―リバタリアニズムはアメリカに政治的イノベーションを迫れるか
《要点》◆アメリカでは自由市場・最小国家・社会的寛容を重視するリバタリアン(自由至上主義者)が若者の間で増えている。彼らは、経済的には保守(自由な競争を重視)、社会的にはリベラル(自由な価値観を重視)である。リバタリアニズムの理想の実現に向けて、「フリー ...
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【要約・感想】山崎亮『コミュニティデザインの時代』―コミュニティデザインと「新しい日本的経営」の近接性
《要点》◆自給自足の観点から、日本の人口は3,500万人くらいがよいのではないか?という説がある。とすると、現在の日本の人口は多すぎであり、その人口が減少しているということは適正人口規模へと近づいているとも言える。まちのかつてのにぎわいを懐かしみ、「昔はよかっ ...
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