繰り返しになりますが、僕は経営を「伝統的経営」、「アメリカ型イノベーション」、「新しい日本的経営」という3つのタイプに分けてとらえています。「伝統的経営」とは、創業者や経営陣の個人的な原体験を源泉とする経営理念を出発点とした上で、経営理念を実現するための戦 ...
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2024年10月
【要約・感想】山内志朗『ライプニッツ』―<自分>が唯一であるのは選ばれ生き残るため
《要点》◆ライプニッツはあらゆる学問において天才であり、さらに主著というものがないのだが、彼の哲学思想として有名なものは①モナドの思想、②予定調和説、③最善説(オプティミズム)の3つである。「モナド」とは分割できない実体のことで、イメージとしては「細胞」に ...
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最近注目の「エンゲージメント」をめぐる個人的葛藤
近年、「人的資本経営」が注目を集めています。人的資本経営とは、人材を「コスト」ではなく「資本」としてとらえ、人材に対して適切な投資を行い、人材の価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげようとする経営のあり方です。そして、人的資本経営を ...
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【要約・感想】朴裕河『歴史と向き合う 日韓問題―対立から対話へ』―法で勝敗を決しても歴史問題は進展しない
《要点》◆1965年の日韓基本条約から四半世紀近くの間、市民レベルではそれほど関心を払ってこなかった日韓がきちんと向き合えるようになったのは、韓国の民主化闘争、政治の季節が終わりを告げ、冷戦が崩壊した時のことだった。そして、慰安婦問題を含む植民地支配問題とい ...
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