哲学カフェのつくりかたposted with ヨメレバ松川絵里/樫本直樹/寺田俊郎/三浦隆宏/高橋綾/桑原英之 大阪大学出版会 2014年06月10日頃 Amazonで購入 12/14(土)、土浦一高(※土浦市の公立高校)文芸弁論部ががばんク ...
もっと読む
カテゴリ:書評 > 哲学
【要約・感想】山内志朗『ライプニッツ』―<自分>が唯一であるのは選ばれ生き残るため
《要点》◆ライプニッツはあらゆる学問において天才であり、さらに主著というものがないのだが、彼の哲学思想として有名なものは①モナドの思想、②予定調和説、③最善説(オプティミズム)の3つである。「モナド」とは分割できない実体のことで、イメージとしては「細胞」に ...
もっと読む
【要約・感想】斎藤慶典『デカルト』―デカルト=合理主義者のイメージが揺らいだ1冊
《要点》◆書物、特に哲学を読みあさったデカルトは、疑わしくないようなものは見当たらない惨状を前にして、本当らしく見えるにすぎないものは一切ほぼ偽物と決め込み(方法的懐疑)、「世界(世間)」と「私自身」の中に新たな対話の相手を求めた。自らの人生と全ての学を ...
もっと読む
【要約・感想】富松保文『アウグスティヌス』―「<私(自社)>を知る」とはどういうことか?
《要点》◆聖書の「愛の賛歌」にはこんなくだりがある。「わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを〔鏡を通して、謎において〕見ている。だがそのとき〔完全なもの=神が来たとき〕には、顔と顔を合わせて見ることになる」。「顔と顔を合わせて見ることになる」のは「 ...
もっと読む
【要約・感想】高橋久一郎『アリストテレス』―「意志の弱さ」の原因を論理的に追求した1冊
《要点》◆「意志の弱さ(アクラシア)」とは、「そうしない方が善いと考えて、そうしないことができるはずなのに、そうしてしまう、あるいは、そうした方が善いと考えて、そうすることができるはずなのに、そうしないこと」である。アリストテレスはこうした意志の弱さにつ ...
もっと読む